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プール監視員の道
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プール監視員の適正人数

監視員の配置は、
 プールの危険個所、プール全体に監視が行き渡ること。
 事故等発生時に円滑な対応が取れることを考慮し決定します。
<プール監視員の具体的な配置>
 プールの配置箇所の決定においては、予め必要な配置が行えるだけの監視員の人数を確保(監視計画人数)が必要となります。監視員の適正な人数については「プール監視員の適正人数」を参考にして下さい。

・配置場所決定の留意点
 ・監視員が監視として十分が業務を期待できる範囲は見通し20m。正面(前方)から120〜140度の範囲。
 ・監視員の後方を含む四方を監視する場合、後方は断続監視となるため補助的な位置付けとなり、十分な監視は期待できない。
 ・監視員のそばに救助用の資機材を備え付けておく。
 ・利用者の動線を考慮する。
 ・非常呼出し、放送設備等、その他の設備を利用できること場所に配置する。
 この他、個別プールの特性(照明や日光の照り返し等)を含め総合的に場所を決定する。


・監視の配置場所例
 25mプールでの配置

  ・2名体制の監視
  @ 出入口に監視員1名。
  A プールの対角線上に1名。

  ・3名体制の監視
  @Aに加え、
  テント・監視室に監視員等が待機していない場合
   B を追加。
  テント・監視室に監視員等が待機している場合
   C を追加


50mプールでの配置

  ・2名体制の監視
  @ 出入口に監視員1名。
  A プールの対角線上の監視台に1名。

  ・3名体制の監視
  @ 出入口に監視員1名。
  B プールの監視台に1名。
  C @とBの対岸となる位置に監視員1名。

  ・4名以上の監視
  監視室内、又は監視室の前。その他、各監視員の間を狭くして監視員を配置する。



・25mメートル、50mメートル注意事項
 ・スタート台
 スタート台が設置されている場合は、事故防止をためには撤去することが確実です。
 事情により撤去できない場合、利用禁止とし監視員をスタート台に付近それぞれ配置して利用禁止を徹底します。

 ・注水個所
 補水を行う場合、補水個所付近は水温が低く危険の比較的大きい個所となるため、配置箇所の考慮に含めます。

 ・監視台の利用
 監視台は、広範囲を見通せる反面、監視台の足元の監視が手薄となります。このため、近くの別の監視員は監視台の足元の監視をフォローすることが必要です。
 監視台に一端上がると容易に移動できないため、設置場所による水面の反射など死角部分がないかを十分に確認する必要があります。
 特にプールの端に設置する場合、プールサイドと水面の高低が大きいスタート台の下に死角大きくならないよう、スタート台の面より内側(プールの中心側)に設置します。

 ・利用状況に合わせた監視人数
 50mプール2名体制の監視は、夏季等の一般利用者の多い時。子供が利用するプールでの監視では不十分です。
 純粋な遊泳目的での大人のみの利用。一定の遊泳力のある者利用。利用人数が20名程度等の時の監視状況です。

 ・監視員配置は常に必要
 配置例は、あくまでプールサイドに常時立つ監視員人数です。
 休憩などの交代。その他、プール運営上の雑務をかねる場合等の余剰人員は別に必要です。

 ・事故発生時の対応
 監視員が2名の場合、利用者が少ない等の理由により監視業務が出来る。ということと、事故発生時にその対応を出来る。ということは全く別の話です。
 プールサイドの監視員が2名など少ない場合、有事(溺水事故・火災・災害等の異常時)の場合には他の施設職員と協力して対応にあたる必要があります。
 このため、日頃から事故発生時等の訓練ではプール監視員だけでなく全ての施設職員が参加し、事故発生時に非常呼出し等で知らせるだけで円滑な対応が出来るような組織作りが不可欠です。

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